“対円以外で強い”ドル買い介入は、負け組通貨が崩落するリスク (zai)

「円」の1人勝ちだ。
しかし、「ドル」も円以外の通貨に対しては、1人勝ちなのだ。
このように主要国の通貨レースは、円が独走、次いで米ドル、スイスフランが追う展開だ。
3番手グループに、踏ん張りが効かずに10月20日以降急落した英国ポンドと、メルトダウンが続くユーロ、インド・ルピーが並ぶ。
20%以上の大幅下落となったシンガリグループが韓国ウォンやオーストラリアドルなどだ。経済規模が先進国に及ばない中規模の経済国や、新興・勃興国の通貨は大半がこのグループに入る。

この状況で「円売り・ドル買い」の市場介入を行えば、円高進行の一定の歯止めになる可能性はあるが、ドルを市場から吸収することで、ドル以外の「負け組通貨」の下落に一層の拍車をかける可能性がある。

円の先行きは当分市場に任せるしかないと。
たとえドル売り介入が可能だとしても、亜米利加様が許しませんって。