新型インフルエンザとか

mixi のほうにはたびたび書いてきたのですが、こちらにも少し転記(一部修正追記)しておきます。
ようわからんと言う方は、岡田晴恵氏の新型インフルエンザ関連の著書を1冊でも読まれることを進めます。

今月12日13日と NHK にて弐夜連続で新型インフルエンザに関する番組が放映されました。

見逃された方はこのあたりを見ると何とかなるかもしれません。

去年の12月にはこんなこともありましたね。
<鳥インフルエンザ><続報>人から人には感染しない!感染家族2人の検査結果が判明―中国 (Yahoo!News)

2007年12月10日、中国衛生部は定例記者会見の席上、今月初め江蘇省南京市で発生した鳥インフルエンザ患者から検出したウイルスは、人から人へ感染する生物学的基礎条件を具備していないと発表した。新華社が伝えた。


とのことですが、平気でこういう↓事をするお国柄なので「はい、そうですか」と素直に納得できないのもまた事実です。SARS という前科もありますし。
エイズ実態「しゃべらせるな!」 中国 (MSN産経ニュース)

これだけだと、いつも支那支那と侮蔑する R'lyeh の中国叩きかと思われるのも何なので、印度の例をあげてみると
インドの鳥インフルエンザ、住民が鳥の処分に抵抗 (Reuter)

コルカタ(インド) 17日 ロイター] 高病原性の「H5N1型」鳥インフルエンザが確認されたインド東部では、住民たちが飼育しているニワトリやアヒルの処分を拒否し、感染拡大を防ごうとする当局者の試みの妨げになっている。
(中略)
同州の当局者は16日、40万羽を処理するのに最大で1週間かかる見込みと述べたが、1日の作業で数千羽しか処理できなかったという。

封じ込めもままならないご様子です。
この調子なら、パンデミックは印度で起こるのかもしれません。

新型インフルエンザに対して具体的な方針を示していない日本国政府などあてにせず、各自がそれぞれ自己防衛をする必要があるわけです。
感染予防に徹するのは当り前ですが、インフルエンザ蔓延によるライフラインの停滞・停止に備え、食糧や飲み水そして生活必需品の備蓄も忘れずにおこないましょう。

新型インフルエンザ 未知の脅威、食料備蓄は必須 (MSN産経ニュース)

実際に流行が始まれば、病院は患者であふれ、食品や日用品の流通が滞り、電気やガス、水道などのライフラインにも影響が出る可能性もある。流行がおさまるまで、最低でも2カ月はかかるといわれ、その間を生き抜くための食料や日用品、医薬品の備蓄が必要だ。
 基本的には地震などの災害に備えるものと同じでいいが、被災地以外からの救援物資が期待できる地震などの災害と違い、新型インフルエンザは、海外を含めて外部からの援助は全く期待できないことを考慮する必要がある。


というわけで、皆様ご用心ください。
ちなみに、若いから安心と思うのは早計です。
「H5N1型ウイルス襲来」P.38によると、

さらに元気で抵抗力の強い世代では、免疫系が過剰に反応する「サイトカインストーム」を起こしてしまう可能性があると考えられています。体には本来、病原体と闘う体を守る免疫機能がありますが、ウイルス感染などがきっかけとなって、病原体と闘うはずの免疫系統のバランスが壊されてしまうのが、サイトカインストームです。すると、自分の正常な細胞に過剰に反応し、体の細胞を病原体と同様に攻撃してしまい、正常な細胞を破壊してしまうのです。その結果、最終的には重症肺炎や多臓器不全を起こして、重症化したり、死に至ることも多いと考えられています。現在のH5N1型鳥インフルエンザウイルスに感染した事例や、スペインかぜの時にも、このサイトカインストームによる、若い世代での犠牲者の割合が多い事が報告されています。

[参考]
H5N1型ウイルス襲来―新型インフルエンザから家族を守れ! (角川SSC新書 12) 岡田 晴恵 (著)
#上の記事でも登場されている岡田 晴恵氏の本。ただいま読書中ですw

新型インフルエンザ対策関連情報
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/02.html